「あっ」
まもなく駅の改札口、スマホがカバンに入っていないことに気づく
「suicaではなく切符を買えばいいし、スマホデトックスだ!」と、スマホを取りに帰らず
予定通り出かけることにした
電車に乗り、あたりを見渡すとほとんどと言っていいほど、多くの人がスマホを見ている
微笑む人、熱心にスクロール、ゲームなのだろうか、誰かとのやりとりで文字を打ち込んでいるであろう人
楽しみ方は人それぞれだが
いつもなら私もあの長方形の端末に生気を吸われているかのように
肌身離さず手に持っているアイテムであった
なんだか景色が違って見える気がした
他の人とはなんだか違う優越感、「なんたって私は今日、スマホを持っていないのです!」
宣言できるほどの身軽さ
それからショッピングモールにて買い物、いつもなら音楽を聴いたり
歩いていて気になったことをすぐに調べたり
メモ帳は持ち歩いていたので気になったことはあとで調べようと、メモに残す
「フィッシュナゲットの作り方」
自然と、スマホを触っていない禁断症状
調べたい欲?
エンゲージ?がどんどんと溜まっていくことに気づく
なんだか我慢しているようなそんな気持ち
思い返せば中学生時代のガラケーの頃から、私はケータイを肌身離さず持っているタチであった
それが消えれば生きていけない!くらいには自分の分身並みにピコピコ、いじっているタイプであった気がする
いつもなら食べるごはんを撮ったり
気になったモノや景色もパシャリと写真を撮る
そんなこともできず、言葉だけで今日一日をつづってみる、というのも
面白いのかも
スマホ断ちはまだまだ遠そうだ
だけど繰り返してみよう、とも思う


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